一括払いでカードローンを完済するメリットと注意点とは

カードローンの支払いは、月々の分割払いだけでなく残債をまとめて支払える「一括返済」があります。一括返済には「支払いを終わらせることができる」などのメリットがあるものの、同時に注意点も踏まえておきましょう。また、一括で完済した後でもカードローン契約を続けるべきか迷ってしまう人もいます。この記事では、カードローンの一括返済を検討している人に向けて、一括返済のメリットと注意点、完済後の解約方法などについて説明します。

カードローンの一括返済について基本を知ろう

そもそも、カードローンとは借り入れ額を複数回に分けて支払っていくためのサービスです。通常、カードローン利用者は借り入れ額を「分割払い」「リボ払い」などの方法で返済することになります。分割払いとは、「2回払い」「10回払い」など、カード会社ごとに設定された回数から希望するものを選び、返済していく方法です。一方、リボ払いとは、いくら借り入れをしようと月々の返済額が固定されていくシステムです。たとえば、支払い額が「1万円」であれば、借り入れが100万円でも10万円でも毎月1万円を払うことになります。

しかし、分割払いやリボ払いで返済を続けていても、何らかの理由でまとめて借り入れ額を完済したくなる人もいるでしょう。そこで、多くのカードローンでは「一括返済」を認めるルールも備わっています。一括返済とは、支払い日の繰り上げによって返済予定日までの利息分と元金の借り入れ残高分を一気に返してしまう方法です。一括返済をもって支払いは完了します。ただしカード会社によっては、一括返済を行う際に連絡を入れるよう要求しているところもあります。支払い額を間違えないためにも、一括返済の際にはカード会社に一報を入れておくのが無難でしょう。

安さと速さがポイント!カードローン一括返済のメリット4つ

なぜ一括返済でカードローンを完済しようとする人がいるのかというと、さまざまなメリットがあるからです。第1に、「今後の支払利息をなくすことができる」のは大きいです。カードローンでは「年利」といって、年毎に利率が設定されています。つまり、返済が長引けば長引くほど利息はふくらみ、支払いの負担が増していく仕組みです。逆に、できるだけ早く返済すれば利息は少なくなります。そのため、一括払いで利息を抑えようとするケースは珍しくありません。

第2に、「返済期間が短縮できる」のも魅力です。返済期間が長くなると、金銭以外にも問題が起こりがちです。支払い日を気にして過ごすのはストレスになりがちですし、万が一、支払い日を忘れてしまうと「遅延」として信用情報機関に履歴が残ってしまいます。こうしたミスが後々問題視され、新たなカードローンやクレジットカードの契約に影響をおよぼす可能性があります。支払い期間が短くなれば、ストレスもミスが起きる確率も減るでしょう。

第3に「利用限度額が増える」ことがある点です。カードローンのキャッシング枠は法律で「年収の3分の1まで」と限度額が決められています。つまり、キャッシング枠を増額したくても、現在の借り入れ状況が問題になって認められないときがあります。一括返済で借り入れ額をゼロにしてしまえば、増額審査に通ることもありえるでしょう。そして、第4に「信用力がつき再度借り入れする際の審査に有利」になる点も挙げられます。一括返済はカード会社や金融機関に支払い能力をPRするチャンスです。他社とカード契約を結ぶ際、評価してもらえることあります。

カードローンを一括返済するには注意も必要

メリットの多いカードローンの一括返済ですが、注意点を無視していると損をすることもあります。また、一括返済が必ずしも認められるとは限りません。たとえば、カード会社によっては一括返済を受け付けていないからです。こうしたルールは契約時、担当者から説明されたり契約条項にしっかりと記入されているので、後から「聞いていない」とは主張できません。カードローンに審査申し込みをする時点から、一括返済が可能かどうかは確認しておきましょう。

そして、「多く支払ってもおつりが出ない場合」もあります。もしもカード会社の窓口などで一括返済を多く支払ったなら、担当者がおつりを用意してくれます。また、ATMによってもその場でおつりを返してくれるでしょう。しかし、カード会社と提携したコンビニATMなどでは、多く支払ってもその場でおつりは出ません。つまり、返済時にはおつりのぶんだけ損をしてしまいます。返済する場所を選んだり、おつりが出ないよう正確な額を返済することが大事です。

そして、完済してもカードローンの契約は継続されているということも忘れてはいけません。むしろ、完済した分だけ利用可能額は増えています。必要のない借り入れを繰り返して、再び支払いが発生するのは本末転倒です。一括返済を行うときには、「なぜすぐ完済するのか」の理由を明確にし、新たに借り入れをしたくなったら「本当に借りるべきお金なのか」と自問自答してみてください。

一括返済でなくてもカードローンをはやく完済する方法はある?

もしも一括返済が認められていないカードローンでも、他に早く完済できる方法があります。たとえば、「繰り上げ返済」を駆使してみましょう。繰り上げ返済とは、次の支払い日を繰り上げて決められた額以上の返済を行う方法です。すでに今月分の返済を行った後だったとしても、積極的に繰り上げ返済を行うと完済が近づいていきます。繰り上げ返済は無理に続けると家計が苦しくなっていきますが、「今月の出費が少なかった」「ボーナスなどの臨時収入があった」などの場合には習慣にしておくのが得策です。

次に、カード会社の「借り換え」をするのも効果的です。現在の条件よりも魅力的な会社を見つけたら、借り換えができないか問い合わせてみましょう。借り換えに関するキャンペーンを行っている会社もあり、借り入れ額が減るわけではないものの「年利が安くなる」「前の契約ではできなかった一括返済が認められるようになる」などのメリットを得られます。

そして、複数の会社から借り入れをしているなら「おまとめローン」も検討してみましょう。おまとめローンとは、多重債務を1社からの借り入れにまとめてしまう方法です。支払い日を1つにできるうえ、借り入れ状況を整理しやすくなり返済が楽になります。ただし、1社あたりの借り入れ額が大きくなることで、リボ払いの回数が増えて年利が上がってしまう危険もあります。おまとめローンに踏み切る際には、総額がいくらになり支払回数はどうなるのかを正しく把握しておきましょう。

カードローンを完済したら解約するのが正しい?

一括返済によってカードローンを完済したら、解約すべきかどうかの問題が出てきます。もう借り入れを行う予定がないなら、解約したほうが安全だといえるでしょう。解約をしなくても費用が発生するわけではありませんが、「借り入れを行える」という状況が誘惑に変わる瞬間も出てきます。手軽に借り入れができてしまうために、無駄遣いが多くなり再び支払い期間が長くなる可能性もゼロではありません。それならば、カードローンとは縁を切るのが無難です。

ただし、自制心をコントロールし、カードローンと上手に付き合っていける人ならば急いで解約をしなくてもいいでしょう。また、すぐに借り入れを申し込む予定のある人は、スムーズに手続きするためにも解約しないほうが賢明です。一度カードローンを解約すると、利用するためには再び審査が必要になります。以前に通過した審査でも落とされるリスクはありますし、何よりも余計な時間と手間がかかってしまいます。

一方、新規に住宅ローンや自動車ローンを申し込もうと検討している人は、信用情報をきれいにするために、解約するメリットがあります。新規でローンを組む際には、必ず信用情報をチェックされるからです。カードローンの借り入れ額が問題になり、希望のローンを組めなくなる確率を減らしましょう。

手続きは正しく!カードローンの解約方法を紹介

完済が認められ、カードローンが解約可能な状態になっても安心はできません。カードローンは正しい方法で解約しないと、手続きが終わらないからです。まず、契約中の金融機関、カード会社に電話をかけ、解約の意思を伝えます。この際、担当者から手続きの案内や注意事項が伝えられる場合もあります。後でトラブルにならないためにも、メモなどを用意してしっかり聞いておくことが大切です。なお、特典などを説明して引き留めにかかる担当者もいますが、本当に解約したいときは、きっぱりと断るようにしましょう。

次に、店頭窓口やインターネットで解約手続きへと移ります。店頭窓口では、分からない点をその場で聞けるかわりに、営業時間の制限があるのがデメリットです。インターネットでは時間や場所に縛られませんが、疑問点が出たときに不安が残りがちです。解約はあせって行わず、不安なポイントは問い合わせながら進めていくのが安全でしょう。また、解約の詳しい手順は金融機関によって異なるため、公式ホームページで確認するようにしてください。

手続きが終わったら、その瞬間から解約は成立します。所有しているカードは利用できなくなりますが、念のため、ハサミで裁断したり、カード会社に返還したりするなどして処分しましょう。

解約を認めてもらうには「借り入れ額の完済」が前提条件です。解約を考えているなら、まずは現在の借り入れ額をスムーズに返済するように意識しましょう。

完済方法は人それぞれ!一括返済などの選択肢を比べて決めよう

支払い生活が続くと利息がふくらみますし、日々のストレスもたまっていきます。すみやかに支払いを終わらせるには、一括返済が効率的です。ただし、一括返済を認めていないカード会社もあるので、支払い前には一度問い合わせるようにしましょう。ちなみに、一括返済以外にもカードローンを完済する方法は複数あります。自分のライフスタイルに合った返済方法で早めの完済を目指せば、無理なく支払いから逃れられます。そして、カードローンを完済しても、「新たに借り入れを行うか」「解約してしまうか」などの決断を迫られがちです。いずれの選択をするにせよ、正しい手続きを踏まえて健全な消費生活につながるよう心がけましょう。

監修者プロフィール : 菅田 芳恵(すがた よしえ)

菅田 芳恵(すがた よしえ)
  • 社会保険労務士・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー・産業カウンセラー
    グッドライフ設計塾 代表
  • 証券会社、銀行、生保、コンサルティング会社勤務後、独立開業。49歳から2年間で社会保険労務士やファイナンシャルプランナーの資格など7つの資格を取得。現在は13の資格を活かして、コンサルティングや研修、セミナーの講師、カウンセリング等幅広く行っている。
    最近では企業のハラスメントやメンタルヘルスの研修、ワークライフバランスの推進、女性の活躍送信事業等で活躍している。
    グッドライフ設計塾ホームページ
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