キャッシングを利用したい!審査に影響するポイントとは?

クレジットカードの機能には、キャッシング枠という現金を借りられるものがあります。このキャッシング枠を使うためには、まず条件を満たして審査に通過しなければなりません。ただ、キャッシング枠の審査は誰でも通過できるものではないのです。そこで今回は、キャッシング枠の審査に影響するポイントや、通過するために意識したいことなどについて解説します。

ショッピング枠とキャッシング枠の違い

クレジットカードは、買い物の際に気軽に使える代表的なキャッシュレス決済の一種です。買い物の支払いを後払いにできるだけでなく、使った分だけポイントが貯まる仕組みになっており、貯まったポイントはさまざまな商品などに還元することができます。このように、買い物に使えるクレジットカードの機能のことをショッピング枠と呼びます。ショッピング枠は通常の買い物だけでなく、公共料金の支払いやネット通販などにも使用することが可能です。また、回数払いやリボ払いなど、さまざまな支払いにも対応しており、いろいろなシーンで使える汎用性の高い機能です。

一方、キャッシング枠とは、クレジットカードを使って現金を借りられるシステムを指します。クレジットカードのキャッシング枠は、金融機関を通してお金を借りることに比べて、手軽に現金を引き出せる点に最大のメリットがあるといえます。審査に通りさえすれば、時間を選ばずに、すぐさま現金を手にすることが可能です。もちろん、現金を引き出せるのはATMが使える時間に限られますが、それでも今すぐお金が必要という緊急時にも即座に現金を下ろせるのは大きな利点です。また、その月の限度額を超えなければ、何度でも現金を引き出せるため、必要になったときだけ少額の借り入れをするといった使い方もできます。

ただし、ショッピング枠とキャッシング枠の審査は、同じカードでも別々に行われる場合がほとんどです。そのため、ショッピング枠の審査には通っても、キャッシング枠には落ちてしまうということもあります。キャッシング枠を利用するということは借金をするということなので、ショッピング枠に比べて審査が厳しめな傾向にあるといえます。

キャッシング枠の審査における属性スコアリング

クレジットカードの種類によっては、キャッシングの審査を申し込んでから最短30分で終わってしまうこともあります。このような審査の手早さも、キャッシング枠のメリットのひとつです。もちろん、申し込みから審査に通過するまで日数がかかる場合もありますが、キャッシング枠の審査が早いのは、コンピューターで申込者の信用度を点数化して審査しているためです。このように、申込内容に応じてコンピューターが点数をスコア化して審査するシステムのことを属性スコアリングと呼びます。

属性スコアリングで点数化される内容は、主に「年収」や「勤務先」などの収入や職業に関する情報です。キャッシングでは、申込者に返済能力があるかどうかが重視されます。そのため、返済能力の最もわかりやすい指標である年収は、高くなればなるほどスコアも高得点を得ることができるようになります。とはいえ、年収が低いからといって、それだけで落とされてしまうわけではありません。あくまで返済能力を基準に、相応の年収があることが基本です。

また、安定した収入があるかどうかを測るために、職業に関する審査項目は多いです。「勤務先」のほかにも、「雇用形態」や「勤続年数」なども属性スコアリングの対象になります。大企業に長く勤めていたり、公務員として勤務していたりすれば、高いスコアを獲得しやすくなります。勤続年数が長いほど、安定した収入を得ていることの証明になるので、ひとつの企業に長く勤めていることはスコアにも有利に働くでしょう。そのほか、「居住形態」や「居住年数」「家族構成」「年齢」「固定電話」などの項目も属性スコアリングで点数化されます。それぞれの項目をスコアリングすることで、審査に通過するかどうかだけでなく、点数によってキャッシング枠の上限金額も設定されます。

キャッシング枠審査で重視される点とは?

キャッシング枠の審査では、主に属性スコアリングと信用情報が重視されます。属性スコアリングでは、点数化されたスコアをもとに、返済能力があるか、どのくらいの枠なら貸付けできるかなどが重点的に審査されます。ただ、どの属性が重視されるかは、申し込むカード会社によって異なり、年収が重視される場合もあれば、勤務形態が重視されることも多いです。属性スコアリングは各カード会社が独自に構築している仕組みなので、同じ条件で申し込んでも通過する場合と落ちてしまう場合があるというわけです。

一方、信用情報はどのようなカード会社に申し込んでも、審査のときに一様に重視されます。信用情報とは、クレジットカードや金融機関の利用歴や借入履歴などが記録された情報のことです。信用情報には、申込者が他社のクレジットカードでいくら借りているか、延滞が発生していないかどうかなども記録されています。キャッシング枠の審査では、こうした情報が特に重視されます。もし、他者のクレジットカードの借入額が大きかったり、延滞が発生したりしていれば、キャッシング枠の審査に通過するのも難しくなってしまうかもしれません。

自己破産や任意整理など、金融事故を起こしていた場合も信用情報に登録され、審査の際に重視される項目となるので注意が必要です。ただし、信用情報に登録された記録は、永遠に残っているわけではありません。現在の借入金額や過去の返済実績、金融事故の記録などは、通常、5年で記録が抹消されるといわれています。また、ほかのカード会社の審査に落ちたことも信用情報に記録されますが、審査落ちの情報は6カ月で信用情報から消されるとされています。ちなみに、信用情報は自分でも調べることができるので、心配なら開示請求して自分の信用情報を確認してみても良いでしょう。

キャッシング枠が利用できない主なケース

申し込んだときの状況によっては、キャッシング枠の利用ができないケースもあります。たとえば、過去に金融事故を起こしてしまっている場合です。自己破産や任意整理などの債務整理はもちろん、過去に2~3カ月ほどの延滞をしていた場合も金融事故として信用情報に一定期間登録されます。金融事故は信頼を大きく落とすことになるため、信用情報に金融事故の記録があるだけでも、キャッシング枠の利用にあたっては大きなマイナスです。特に債務整理はどのカード会社でも重く見られるため、審査を通過するのも厳しい状況に立たされてしまうかもしれません。

また、他社からの借入金額が多い場合も利用が難しくなってしまいます。クレジットカード会社などの貸金業者は、総量規制という規定の中でしか貸付けすることができません。総量規制とは、貸金業者が貸付けできる金額は、申込者の年収の3分の1までという法律のことです。他社からの貸付けが多い場合、この総量規制に引っかかってしまうことがあります。すでに3分の1以上の借り入れを他社からしていたり、それに近い金額を借りていたりすると、キャッシング枠の利用に大きなハンディキャップとなってしまうかもしれません。

長期延滞が金融事故として扱われる一方、短期延滞は金融事故とまでは見なされないのが基本です。ただ、金融事故ではなくても、延滞があれば信用情報に登録されます。カードの支払いや携帯電話の割賦払いを延滞している場合、たった一度だけの延滞でもキャッシング枠の利用に影響を与える場合があるので注意が必要です。信頼を高めるためには、カードの支払いだけでなく、ほかの支払いも延滞せずにしっかり払うことが大切だといえます。

審査のためのポイント1:1社ずつ申し込む

審査に通過する確率を高めるためには、複数の会社に同時に申し込むより、1社ずつ申し込んだほうが効率的です。カード会社などの貸金業者は、業者同士で信用情報を共有しています。複数のカード会社にキャッシングを同時に申し込んでいることも、業者間で情報が共有されています。そのような情報は、それぞれのカード会社に良くない印象を与えてしまいかねません。なぜなら、申込者がいろいろなところから借り入れしていれば、自分のところに返済できるかどうか信用できなくなってしまうからです。また、複数の会社に申し込むほどお金に困っているという印象も与えてしまうため、そうした印象が審査にとって不利に働いてしまうかもしれません。

多くのカード会社に申し込みをしていると、信用情報にも履歴が残ることになります。申し込みの履歴は、6カ月間は抹消されることがありません。履歴が残っている間は審査に通るのも難しくなってしまうので、やはり複数の会社に同時に申し込むのは審査に通る確率を下げてしまいます。キャッシング枠に申し込むときは、複数ではなく1社ずつ申し込みすることを意識しましょう。

審査のためのポイント2:消費者金融系を選ぶ

審査のためには、消費者金融系のキャッシングを選ぶこともポイントになります。消費者金融系のキャッシングは、銀行系のキャッシングに比べて審査が厳しくないとされています。属性スコアリングの条件が厳しくても、審査に通りやすい傾向にあるので、なかなか審査に通らないという場合は消費者金融系のキャッシングを選んでみましょう。なかでも、大手ではないカード会社のほうが、審査が厳しくないといわれています。中小規模の消費者金融は、大手に比べて顧客が少なめであるため、大手の審査に落ちた人でもキャッシングを利用しやすい傾向にあります。

ただし、消費者金融系のキャッシングは、銀行系より金利が高めな点には目をつぶらなければなりません。審査が厳しめな銀行系は、狭き門であるだけに通過すれば恩恵も大きいです。一方、消費者金融系はハードルが低めな分、金利の面では高くつくことが多いです。また、総量規制の対象である消費者金融に対して、銀行は対象ではありません。その分、銀行系のキャッシングは限度額を高く設定できます。とはいえ、銀行系のキャッシングも自主的な年収規制を設定し始めているため、限度額いっぱいに借り入れができるようなケースはほとんどないのが実情です。そのため、限度額自体は銀行系でも消費者金融でもあまり変わりません。

消費者金融系のキャッシングなら、最短で即日融資が可能であるため、すぐに現金が必要なときでも十分に対応できます。審査が厳しめではないことに加えて、電話連絡なしでサービスを受けられることもあるなど、利用することでさまざまなメリットを得やすい点も消費者金融系の良いところです。

審査のためのポイント3:希望限度額を少なくする

キャッシングの申し込みでは、希望限度額を自分で決められる場合が多いです。急な現金が必要な人でも、限度額いっぱい使うということはそこまで多くありません。そのため、希望限度額は少なめに設定しておいたほうが良いです。限度額を少なくしておくことで、審査にも通りやすくなる場合があります。総量規制もクリアしやすく、借り過ぎることを防止することにもつながります。もちろん、多額の現金が今すぐ必要という場合は難しいかもしれませんが、そうでないなら低めに設定しておくメリットは大きいです。必要な金額との兼ね合いを考えながら、最適な限度額に設定するようにしましょう。

希望限度額を高く設定していても、審査の結果、限度額が減らされて通過するということもあります。そのため、高めでも少なめでも、結局は審査に影響がないのではと感じるかもしれません。しかし、希望限度額を少なくしておくと、返済の計画性をアピールすることにもつながります。借り入れしても計画的に返していけることを示すことができれば、キャッシング枠の審査にも通りやすくなるかもしれません。また、希望限度額は後からでも変更することが可能です。ですから、最初は少なめに設定して、後から少しずつ限度額を増やしていくという借り入れの仕方もあります。ただし、後から限度額を増やす場合でも、その都度審査を通る必要があるので、返済遅延がないなど正しい使い方を心がけることが大切です。

審査に通過しやすい状況を作ろう!

クレジットカードのキャッシング枠は、属性スコアリングや信用情報など、さまざまな基準から厳正な審査が行われて初めて利用できるようになります。しっかりした収入があり、安定した職業についていれば、審査に通過することもそう難しくはないかもしれません。ただ、審査に不安がある場合は、なるべく審査に通過しやすい状況を自ら作っていくことが大切です。ポイントを押さえて申し込めば、厳しい条件下でも審査に通過できることもあります。簡単にあきらめてしまうのではなく、まずは審査に良い影響を与える状況をしっかり整えて、確率を少しでも高めてからキャッシング枠に申し込んでみましょう。

監修者プロフィール : 山﨑 貴史

山﨑 貴史
  • ファイナンシャルプランナー
  • IT活用コンサルタント・ファイナンシャルプランナー。ITツールを活用した効果的な家計簿の使い方、家計の資産の見える化、お金を節約するだけでなく増やすための方法をアドバイスしている。
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