カードローンの借り換えをしたい!失敗しないための選び方とは?

カードローンの借り換えをするなら、今より状況が良くなるカードローンを目指したいもの。しかし、選び方を間違えてしまうと、逆に返済総額が増えるなど、注意すべき点もあります。逆に低金利な銀行カードローンから消費者金融に借り換えることがプラスになるなど、意外な事実もあるものです。この記事では、そのような注意点や返済のプラスになる情報も含め、失敗しない借り換え用カードローンの選び方を紹介していきます。

カードローンを借り換えるメリットとは?

カードローンの借り換えには3つのメリットがあります。

1つ目は、利息を少なくできることです。借り換えで、現在より金利が高いカードローンを選ぶことはまずありません。基本的に現在より金利が低いカードローンを選ぶわけですが、それによって利息も少なくなります。まれに「今のカードローンのサービスに不満を持った」という理由で借り換えることもあるでしょう。その場合は利息が変わらないこともあります。しかし、通常は低金利なカードローンに切り替えれば、利息も少なくなるものです。

2つ目は、月々の返済額を減らせる可能性があることです。毎月の返済額には利息が含まれていますが、その利息が減ることによって月々の返済額も減る可能性があります。これについては、低金利なカードローンに借り換えても、必ず実現するメリットとは限りません。理由は「返済方式」の違いにあります。

例えば、現在のカードローンが「元金均等」の返済方式だったとしましょう。この場合、毎月同じ金額の元金を返済し、さらに利息を追加して払います。そのため、利息が少なくなると月々の返済額も小さくなるのです。借り換えの前後の「どちらも元金均等」だった場合、このように返済額が少なくなります。

しかし、現在のカードローンが「元利均等」の返済方式だったとします。この場合、毎月の支払い金額は固定されており、利息が小さくなっても金額は減りません。例えば月々1万円支払うコースだったら、利息が大きくても小さくても、月々の支払いは必ず1万円なのです。「1万円からまず利息を引く」「残りの金額を元金に充当する」というルールで計算されます。このため、借り換えの前後で「どちらも元利均等」だった場合、借り換えをしても月々の返済額は変わらないのです。ただし、利息が少なくなっている分元金は早く減るため、返済が有利になることは間違いありません。

3つ目は、返済合計額を少なくできる可能性があることです。これは1つ目のメリットと同じ理由によります。低金利なカードローンに借り換えた時点で、理論上は必ず返済合計額が少なくなります。そうならないケースは「追加で借り入れをした」「途中で利息しか支払えなくなった」などです。要するに、返済の計画を予定どおり進めないと、借り換えをしても返済合計額が少なくなるとは限らないといえます。逆にいえば、当初の予定どおり返済を続ければ、合計額は理論上必ず少なくなるということです。

借り換えのデメリットも知っておこう!

カードローンの借り換えには主に3つのデメリットがあります。

1つ目は、借り換えのための審査を受ける必要があることです。金利が現在より低くなる場合も変わらない場合も、審査は常に必要になります。仮に高い確率で通るケースだったとしても、フォームの入力や身分証のメール送信などの作業が必要です。カードローン会社によっては、在籍確認と呼ばれる確認電話が必要になることもあります。申告した勤務先に本当に在籍しているかを調べるための電話です。カードローンの審査と知られないようにかけてもらえますが、それでも緊張するという人は少なくないでしょう。

2つ目は、借り換え先によっては返済合計額が増えてしまう恐れがあることです。ただ、このデメリットは実際にはほとんど発生しません。理由は、わざわざ高金利なカードローンに借り換える人はいないためです。あえてそうする理由があるとすれば、大手の消費者金融が提供する「30日間無利息」などのサービスを使う場合です。この場合、借り換え後の1カ月は銀行のカードローンより有利になるため、借り換えをする理由があるのです。

ただ、この場合は1カ月で完済するにしても、数カ月で完済するにしても「トータルで得する」という計算があって行います。そのため、返済合計額が増えることはないのです。つまり、このデメリットについては「事前に双方の金利を調べて返済のシミュレーションもしていれば問題ない」と考えてください。

3つ目は、審査の通過率が新規申し込み時に比べると低くなることです。金利が低いカードローンは、その分審査が厳しくなります。金融機関側のメリットが小さい分、リスクのない利用者に融資したいと彼らが考えるためです。金利が同程度のカードローンに借り換える場合は、それほど審査が厳しくなることはありません。むしろ、これまでの返済実績が考慮されて有利になる可能性もあります。

借り換えの審査について解説!

借り換えの審査には2つの特徴があります。

1つ目は、新規の申し込みよりも審査が厳しくなることが多いことです。先に述べたとおり、低金利なカードローンに借り換える場合は、審査が厳しくなります。

2つ目は、現在のカードローン残高も審査に影響することです。残高が多いほど不利になり、少ないほど有利になります。ここで重要なのは、まったく借り入れをしたことがない人より、借りて返済した実績があるほうが評価されやすい点です。理由は「その金額までなら融資しても問題ない」と、金融機関側が判断できることにあります。こうした返済の履歴はクレジットヒストリー(クレヒス)と呼ばれるものです。現在の残高が順調に減っていれば「良いクレヒス」と評価され、借り換えの審査でも有利になります。これらの2つの特徴を除けば、借り換えの審査が新規の申込時と大きく変わる点はありません。

失敗しない借り換え先の選び方1:借り換えに前向きかどうか

カードローンを提供する金融機関の中にも、借り換えに前向きなところと、そうでないところがあります。前向きなところは「はじめてでも借り換えでもOK!」などの文言で、積極的に借り換え対応をアピールしているものです。「借り換えコース」などの名称で、通常より低金利なコースを用意していることも多くあります。特に現在のカードローンで残高が多い場合は審査が厳しくなるため、このように借り換えに前向きなカードローンを選ぶのが有利です。

失敗しない借り換え先の選び方2:完済総額は減るかどうか

借り換えの目的は、利息を減らし、完済総額を減らすことです。それができるカードローンかどうかを、事前に確認する必要があります。基本的には、金利が低ければ完済総額も減ります。しかし、返済のペースがゆっくりになると完済総額が増えることもあります。このペースはカードローンの返済方式や、月々の最低返済金額などのルールで変わるものです。そのため、これらの点も事前に確認する必要があります。

ただし、仮に完済が遅くなるようなシステムだったとしても問題はありません。自主的に早期返済をすれば良いためです。特に大手金融機関のカードローンであれば、ATMやWebサイト、スマホアプリなどのあらゆるツールから簡単に返済できます。事前に完済までのシミュレーションをして「最低限の支払いしかしないと完済総額が増える」とわかったら、自主的に早期返済することを心がけてください。

失敗しない借り換え先の選び方3:金利は低くなるかどうか

金利が低くなることは、借り換えの絶対条件ともいえます。カードローンで金利が低くなるパターンは2つあります。1つは「通常金利が低い」こと、もう1つは「無利息サービス」があることです。通常金利は、初回30日などのタイミングに関係なく、常に適用される金利を指します。無利息サービスは、「30日間無利息」などのサービスです。

通常金利が低い場合、特に難しい計算をしなくても、借り換え後の完済総額は減ると判断できます。一方、無利息サービスについては計算が必要です。例えば「30日間無利息」の場合、初月で完済できれば明らかに総額が減ります。しかし、数カ月での完済となった場合、逆に総額が増える恐れもあるのです。理由は、無利息サービスを提供する金融機関のほとんどが消費者金融という点にあります。消費者金融のカードローンは、銀行よりも高いものです。そのため、無利息サービスが終わった後は徐々に不利になっていきます。

結論をいうと、4カ月で完済できるなら消費者金融に借り換えるメリットがあります。逆に4カ月を1日でも過ぎるなら、銀行カードローンで借りているままのほうが有利です。この計算のやり方を説明しましょう。まず、10万円を借りていたとします。この場合、消費者金融での月々の利息は約1,500円です。そして、銀行カードローンは約1,200円です。毎月300円、銀行カードローンのほうが安くなっています。

そして、消費者金融の「30日間無利息」のサービスを受けたとします。すると、1カ月目は消費者金融の利息が0円、銀行カードローンは1,200円となります。消費者金融のほうが「1,200円得する」わけです。しかし、この1,200円分のリードは翌月から減っていきます。銀行カードローンのほうが毎月300円安いため、月に300円ずつ差が縮まるわけです。1,200円を300円ずつ縮めるので、4カ月で追いつきます。4カ月が終了する時点では互角、それ以降は銀行が有利ということです。

この計算は、消費者金融の金利が実質年率18.0%、銀行カードローンの金利が実質年率14.5%だった場合のものです。この数値は両者の平均的なものであり「大体こうなる」と考えてかまいません。例外は、銀行カードローンが無利息サービスを提供しているケースです。特に地方銀行では、銀行カードローンの平均的な金利で、30日間の無利息サービスも合わせて提供しているところがあります。実質年率14.8%など、わずかに平均より高いこともありますが、消費者金融よりは断然低い金利です。消費者金融で「4カ月は銀行より有利」になることを考えると、ほかの銀行より相当な期間有利になることが想像できるでしょう。

このように、借り換えで低金利になる条件は「通常金利が低い」「無利息サービスがある」という2つのパターンが考えられます。特に無利息サービスの場合は、上記のようなシミュレーションによって、完済総額が安くなるかを確認するようにしましょう。

借り換えで注意しておきたいこととは?

借り換えで注意すべきことは3つあります。

1つ目は、短期間で複数のカードローンに申し込まないこと。このような申し込みは「多重申し込み」と呼び、審査に悪影響を与えます。悪影響が出る理由は「お金に困っている」と判断される恐れがあるためです。また、お金に困っていないとしても「ほかの金融機関がいくら融資するかわからない」と、審査の担当者は考えます。

例えば、その担当者が申込者の情報を見て「この人は50万円なら確実に返済できる」と考えたとします。しかし、同時に申し込まれている他社も50万円融資したら、その人の借り入れは100万円になります。その場合、返済できなくなるリスクがあるわけです。そのため、審査に落とすか少額で融資するという選択になります。本来は審査に通り、50万円借りられたはずですが、それより不利な結果になってしまうわけです。そもそも、借り換えは新規の申し込みと違って「急ぎでお金が必要」ということはないといえます。冷静に返済のシミュレーションをした上で申し込むわけです。そのため、同時に複数のカードローンに申し込む必要は、最初からないといえるでしょう。それにもかかわらずこの失敗をしてしまうパターンもあります。特に多いものは「クレジットカードの審査に同時に申し込む」というものです。

例えば家電量販店で買い物をしたときなど、レジでクレジットカードの発行を勧められることがよくあります。その審査に軽い気持ちで申し込んだら、それが「多重申し込み」と判断されてしまうこともあるのです。このように、うっかりミスの申し込みでも、借り換えの審査で不利になる可能性があります。借り換えの審査に申し込んでいる期間は、ほかの金融系の審査には一切申し込まないようにしましょう。

2つ目の注意点は、金融事故を起こしていると審査で不利になりやすいことです。金融事故とは、返済の遅延や債務整理などの履歴を指します。こうしたトラブルは個人信用情報機関という組織で記録されています。CIC、JICC、KSCという3つの組織です。例えばCICでは、返済が遅れた月は「A」のマークを付けられます。また、数カ月などの長期の延滞があった場合、「返済状況」という欄に「異動」と記録されます。こうした情報が記録されていると、借り換えの審査でも不利になるわけです

3つ目の注意点は、多くの金融機関から借り入れをしていると審査で不利になりやすいことです。多くの借り入れがあるということは、その人は多重債務者となります。1件あたりの借入金額が少なくても、言葉の定義上は確実に多重債務者となります。そして、借入先が1カ所の人と比較して、多重債務者は金銭的に余裕がないことがほとんどです。

例外的に「すべての借入先から1万円しか借りていない」などのパターンもあるでしょう。しかし、このようなことは稀であり「なぜそんな妙な借り入れをしているのか?」という点を怪しまれる可能性もあります。金額に関係なく「多重債務者はハイリスク」というのが、金融機関の基本的な認識なのです。このため、もし複数の借り入れがあるなら、先にそれをおまとめローンなどで一本化することも考えましょう。

借り換えで無理のない返済を目指そう!

カードローンの借り換えには、ここまで紹介したような多くのメリットがあります。金利が下がって返済総額が少なくなることでより早く完済できるようになるわけです。そのように無理のない返済をしていくためにも、この記事で紹介したポイントを意識しつつ、効果的な借り換えを実現しましょう。

監修者プロフィール : 山﨑 貴史

山﨑 貴史
  • ファイナンシャルプランナー
  • IT活用コンサルタント・ファイナンシャルプランナー。ITツールを活用した効果的な家計簿の使い方、家計の資産の見える化、お金を節約するだけでなく増やすための方法をアドバイスしている。
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